平均プラス(マイナス)ATR

解説

通常ATRはプラスなのですが、平均プラス(マイナス)ATRでは、前日終値より当日終値が大きい時をプラス、小さい時をマイナスとしてそれぞれの移動平均を求めたものです。
つまり前日より価格が上がっている時のTR移動平均の値をプラスATRとし、前日より価格が下がっている時のTR移動平均の値をマイナスATR(実際には正の数)として計算しています。

計算方法

平均プラスATR=当日終値>前日終値の時のATRの値の指定期間移動平均の値 

平均マイナスATR=当日終値<前日終値の時のATRの値の指定期間移動平均の値  * 期間1:ATR期間、期間2:平均ATR期間 *平均プラス(マイナス)ATRは0以上となります。

設定方法

スクリーンショット 2016-03-29 23.09.21

これは、1日前の平均プラスATRの値が平均マイナスATRの値よりも大きいことを表しています。その時のATR期間は20日間で、平均ATR期間は10日間となっています。

使用方法

平均プラスATRが上昇していれば、価格も上昇傾向にあり、平均マイナスが上昇していれば価格が下落方向にある可能性が高いと考えられます。