スリッページが発生するのはトリガー系注文の成行(RVS_TRG_MARKET、TRG_MARKET)ですので、通常の成行(MARKET)ではスリッページは発生しません。
例えば寄付きでの動作の違いですが、トリガー系成行注文は現在の価格を見てトリガー価格に適合するか判断してから成行注文を出すため、寄付きから約定まで一瞬間が空き、出来高が薄いところで約定するので、スリッページを設定しております。
成行(MARKET)は、最初に価格がつくところで約定し、出来高がかなり多いところで約定するので、自分自身の売買の影響で価格が動きにくいであろうという事でスリッページ設定を反映させないようになっております。
その動きをするのは、MITもしくはLITとなります。
MITは買の場合、現在値がトリガーより高い状態から下降しトリガーにタッチ
した場合に成行注文を発動する。
売の場合、現在値がトリガーより安い状態から上昇しトリガーに
タッチした場合に成行注文を発動する。
LITは買の場合、現在値がトリガーより高い状態から下降しトリガーにタッチ
した場合に指値注文を発動する。
売の場合、現在値がトリガーより安い状態から上昇しトリガーに
タッチした場合に指値注文を発動する。
「強制成行」にチェックを入れると、その注文が成立しなかった場合、成行に変わります。
例えば、手仕舞い注文の場合、翌日限定の指値を出して、もし成立しなかった場合は、手仕舞いできない可能性があるので、「強制成行」にします。
単純な四捨五入ではなく刻み値単位での四捨五入となります。
(スリッページも同様)
はい、時間指定繰越注文はiTRADEに搭載しています。
現在iTRADEにはそのような機能はございません。
なお、三菱UFJeスマート証券(旧社名:auカブコム証券)では注文の最大有効期限は10日です。
条件はどういうもの(外出し、トリガー等)であっても関係なく、仕掛け注文が成立した日を「0」としてカウントし、繰越注文であってもそうでなくても、注文成立と同日に手仕舞い発注するものは「フレーム0」、翌日手仕舞い発注するものは「フレーム1」とします。
現在、iTRADE for 国内株式(信用取引)で用意されている注文形式で用意されている注文形式は以下のとおりです。
[通常注文系]
成行(基本注文)
指値(基本注文)
寄成(設定の組み合わせ)
寄指(設定の組み合わせ)
引成(設定の組み合わせ)
引指(設定の組み合わせ)
指成(設定の組み合わせ)
[特殊注文系]
RVS_TRG_MARKET
RVS_TRG_LIMIT
TRG_MARKET
TRG_LIMIT
全ての注文は、オプションとして任意の時間指定(直接時刻指定又は、マーケット開始・終了時刻からのプラス・マイナス入力)が可能です。
iTRADEでは、リアルタイム注文までを視野に入れているので、内部的に特殊注文を処理する事で資金拘束を最小限に抑える機構になっており、トリガー判定はiTRADEが行い、最終的にブローカーには指値か成行を出す仕組みとなっています。