解説
CCIは、ある一定期間内での値動きの振れ幅に対して、現在の価格がどの程度乖離しているかを指数化して算出したものになります。0%ラインを中心 にラインが上下動を繰り返すことから、一見するとRSIなどと酷似しておりますが、計算式の中には平均偏差や乖離の概念を盛り込んでいるため、トレンド系 指標の顔を持つボリンジャーバンドや移動平均線乖離率と似た性格を持ち合わせていると認識しても間違いではないでしょう。
また、RSIなどと異なり数値が300%や−300%にまでなることもあります。
さらに、CCIで独特なのは、基準値として Typical Price ( 高値、安値、終値の平均値) を採用しているほか、相場のサイクルにも重点をおいている点です。尚、開発者のランバート氏はサイクル期間の3分の1をCCIのパラメーターとして使うこ とを推奨しています。