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日足ベースではテストできない理由

上記に、「指値の方が、終値よりも必ず先に成立しますので、日足でも順番の識別は可能なはずです」と書きましたが、開発元に確認したところ、以前にも同じ議論をしていて、iTradeがリアルとバックテストが全く同じように時系列を認識して動く仕組みであるが故に、難しい問題であることがわかりました。

 

日足ベースでのバックテストでは、日中の高値安値を認識できるタイミングは、終値が確定した時点となります。終値がつくまでは、高値安値が変わる可能性があるので、当日高値安値が確定するのは、終値の時点となるわけです。

 

終値がついた段階で、日中指値が約定したかどうかのチェックを行った場合、次に価格チェックを行えるタイミングは、(すでに当日終値のチェックが終わってしまっているので)翌日寄付きが一番最初になります。ですから、日中指値で仕掛け、エントリー当日の大引手仕舞いと指示した場合、手仕舞いは大引ではなく、翌日寄付きになってしまうのだそうです。

 

これを解決するには、分足ベースで動かすしかないそうなのですが、分足モードの負荷が高くなることはわかっていますので、今後どのように分足モードの利用を解禁していけば良いかについて、リレーションワークと開発元と一緒に、解決策について話し合いを持つことになりました。

 

ただ、サーバー負荷の問題は、これだけではありませんので、慎重に行う必要があります。もしサーバー負荷が異常値に達してしまうと、他のユーザーにも迷惑が掛かりますので、簡単な問題ではありません。出来る限り、デイトレードのバックテストができるようにしたいとは思いますが、その点をどうかご理解頂きたいと思います。

 

なお、寄付き成行仕掛け、エントリー当日の大引手仕舞い(またはエントリー当日指値手仕舞い)であれば、チェックポイントが寄付きと大引の2つになりますので、大引または当日指値で手仕舞い可能なはずです。(エントリー当日の指値手仕舞いについては、要確認です)

 

進捗がありましたら、また報告させて頂きます。

2016年5月8日 18:45