ピボット(PIVOT)

解説

前日の価格を基準に今日の相場の重要ポイントを導きだすものです。ピボットによって出 される価格は今日の相場の重要な伏目となることが多く、サポートやレジスタンスとしてかなり機能します。一日で取引を終了するようなデイトレーダーにとっ ては重要ポイントを抑えることができるツールとして、多くの人が使用している信用度の高いテクニカルです。

HBOP・S2・S1(抵抗線)とB1・B2・LBOP(支持線)の6本のラインを用いて翌日(週・月)の相場の動き見ます。また、トレンドを捉え ることもできます。支持線(B)と抵抗線(S)の幅が狭くなってくるとトレンド変化の兆しです。逆に幅の拡大は株価ぶれリスクが高まると見ます。(株価が HBOP以上では「上昇トレンド」、株価がLBOP以下では「下降トレンド」)

計算方法

ピボットの並び順で上から記していきます。

HBOP =ピボットx2ー前日安値x2+前日高値 =S1  +(前日高値ー前日安値)
S2   =ピボット   ー前日安値  +前日高値
S1   =ピボットx2ー前日安値        =ピボット+(ピボットー前日安値)
ピボット=(前日高値+前日安値+前日終値)÷3
B1   =ピボットx2ー前日高値        =ピボット+(ピボットー前日高値)
B2   =ピボット  ー前日高値  +前日安値
LBOP  =ピボットx2ー前日高値x2+前日安値 =B1   ー(前日高値ー前日安値)

設定方法

スクリーンショット 2016-04-04 21.47.04

これは1日前ピボットB1でLIMIT買いを表しています。

使用方法

ピボットは通常逆張り的な見方をしますが順張りでも使用したりします。
そうすると6本の線を新規売買どちらにも使用したり、利食い、損切りと手仕舞いにも使用したりします。
その中でも代表的な売買は、
①B1で買いS1で手仕舞い売り
②S1で売りB1で手仕舞い買い
③HBOP上抜けで上昇トレンドとして買い
④LBOP下抜けで下降トレンドとして売り
といったところでしょうか。
ですがいつもこの通り行くわけではなく、現にこの逆を説明されているものも多々あります。
ですので必ず、他の指標と併用して、相場環境を特定することをお勧めします。