篠原レシオ

解説

この指標は、1日の株価の値動きを使用し、市場のエネルギーと人気を数値化した、他にはない独自の考え方によってできています。
篠原レシオのは3つのレシオがあり、エネルギーの強弱を表すAレシオ、人気の強弱を表すBレシオ、A,Bレシオの補足的に使用するCレシオです。

Aレシオは100%を中心にして±20ぐらいを推移しているうちは価格の動きはあまりないようで、40〜60% 以下の時は底値圏であり、150%以上に上昇してきた時には天井圏と判断するようです。高い時には200〜300%まで上がることもあります。

Bレシオで100%というのは、売り買いの人気が拮抗している状態で、200%というのは買い人気が売り人気の2倍であることを意味し、200%、300%、時には400%と上昇してきた時には過熱感が高まってきたことを意味します。逆に30%〜70%となっている時は大底形成をしている場合があります。

計算方法

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Aレシオ=26日間の強エネルギーの合計÷26日間の弱エネルギーの合計x100

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Bレシオ=26日間の強人気の合計÷26日間の弱人気の合計x100

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Cレシオ=26日間のプラスエネルギー÷26日間のマイナスエネルギーx100

設定方法AB

Aレシオ

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これは前日の期間26日Aレシオが70%以下であることを表しています。

Bレシオ

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これは前日の期間26日Bレシオが、前日の期間26日Aレシオを上抜けることを表しています。

CレシオはA,Bレシオと使用方法が異なるので後回しにして、A,Bレシオの一般的な売買サインを記します。

使用方法

①A,B レシオ急落押し目買い
 A,Bレシオがともに高い位置から急落し、70%ラインを下抜けした時買い。
②A,Bレシオ押し目買い
 Aレシオが低い位置で推移している時、Bレシオが高い位置よりAレシオに接近してきた  時買い。
③BレシオがAレシオを上抜け
 70%以下の低い位置でBレシオがAレシオをうわ抜いた時買い。
④上昇Aレシオと下降Bレシオの交差
 下方からAレシオが上昇、上方からBレシオが下降してきてクロスした時買い。
⑤Bレシオ急登利食い売り
 Bレシオの位置が押し目の位置から2倍に上がった時利食い。
⑥株価が上放れの場合の売り
 原則、株価の上放れの場合はBレシオ上昇前の3倍になったら売り。

などがあります。

これらの他にCレシオは単独で強弱ベルトを形成し、いつ上がるいつ下がるというタイミングを図るのに使用されます。
その4本ある強弱ベルトはCレシオと同じ計算式で期間とそれをどれだけ先行させるかで作成します。

4本ベルト
主ベルト1=期間40日間のCレシオを17日先行
主ベルト2=期間52日間のCレシオを26日先行
副ベルト1=期間10日間のCレシオを5日先行
服ベルト2=期間20日間のCレシオを9日先行

売買シグナル
Cレシオが4本ベルトよりも下にある時は買い、上にある時は手仕舞いの売りとなります。

設定方法C

Cレシオ

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これは1日前の期間26日Cレシオが18日前期間40日Cレシオ(1日前の主ベルト1)以下であることを表している。